双子の超未熟児 - 出産と育児のブログ

2017年に超未熟児(879g, 1143g)で生まれた一卵性双生児の超未熟児の出産から発育をつづるブログです

NICU治療費はオドロキの1ヶ月400万円(でも実質負担は1.5万)

先日、10月分の請求を支払ったのですが、額面そのままで1ヶ月まるまるNICUで治療を受けたらいくらになるのか?が判明しました。これまで色んなブログを見ましたが、「ところで親は治療費をいくら支払うのか?」を書いた記事がほとんどありません。現実問題として、心配な両親も多いと思いましたので、ここでは1つの情報として、領収書をWebにアップしておきます。

 

NICU治療費領収書・明細書

 

2人で、41万点 + 44万点 = 85万点/月。
1点 = 10円で換算すると、850万円/月。。。
(ただし治療にかかる実際の支払いはゼロです)

NICUに入院したら皆が皆、こんな費用ではないと思います。うちの赤ちゃんは出生体重がかなり小さかったため、余計にコストがかかったと思います。

 

とてもじゃありませんが、自己負担3割でも一発アウトです。自分にとっては、これまで大病も入院もしたことがなく、病院には全く縁がありませんでしたが、妻の入院にせよ、赤ちゃんの入院にせよ、高額医療費の助成には本当に助けられました。

 

実際の請求額は、2人分で3万円くらいです。この費用は、オムツとかウェットティッシュとか、治療に関係のないものの積み重ねの費用です。これとは別に、以前紹介した母乳添加剤のHMS-2で、1ヶ月3万円くらいかかったので、実質的に6万円くらいでした。

 

HMS-2は30gの母乳に1包利用し、1箱に60包入っています。これで5000円(税別)します。治療行為ではありませんので、保険はききません。

今、双子で1日あたり600gの母乳を飲んでいます。つまり1日で20包のHMS-2を消費するので、1箱が3日で無くなります。実際には授乳量は増え続けますので、負担は増えてしまいますが、じきに終わる予定ですし、赤ちゃんの将来を考えれば安いものです。

 

 

ちなみに出生後の赤ちゃんの助成制度についてです。乳幼児医療証を持っていれば、どこの自治体でも1年間は無料だと思いますが、東京23区は助成が手厚くて、最低でも中学校3年生までは医療費無料です。23区内で生活コストの安いエリアで生活するのも、子育て世代にはなかなか良いかも知れません。

 

①乳幼児医療費助成
に加えて、
②養育医療給付
の制度もあり、こちらも申請しました。

 

①を持っていればどうせ無料になるのに、なぜ②の制度があるのかと考えて、会社の社労士さんに確認してもらったところ、お金の出所が違う制度なだけで、②は不要(申請しなくてOK)との回答でした。

 

同じ質問をB病院の会計窓口にしてみたところ、②の養育医療費の書類も提出した方が良いという話でした。
理由ですが、①は医療費そのものは無料にはなるものの、①で負担できない費用のうち、②では軽減対象にできる項目があるため、支払い総額を減らせるという回答でした。(何の項目で費用負担が減るかは、聞けてません)

 

細かいことはよく分かりませんでしたが、会計窓口のお姉さんからは、両方出してもらった方が良いという回答を得られたので、①②の両方を申請して、病院に提出しておきました。それを踏まえての請求額が、上記内容です。

 

(12月に入って以下追記)

11月の医療費は、1人あたり250万円くらいでした。赤ちゃんが大きくなってくると必要な医療行為が減るのだと思われます。

 

あと妻の妊娠時の治療費ですが、高額療養費制度というのがあり、どんなに治療費が高くなっても決められた上限を超えての支払いはありませんでした。

年収によって上限が変わりますが、(年収)(上限額)はそれぞれ以下の通りです。

  • 年収約1,160万円 → 252,600円+(医療費-842,000)×1% 
  • 年収約770~約1,160万円 → 167,400円+(医療費-558,000)×1%
  • 年収約370~約770万円 → 80,100円+(医療費-267,000)×1% 
  • ~年収約370万円 → 57,600円
  • 住民税非課税者 → 35,400円

なお、上記は詳細部分が不正確なので、詳しくは以下を確認下さい。

高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省