双子の超未熟児 - 出産と育児のブログ

2017年に超未熟児(879g, 1143g)で生まれた一卵性双生児の超未熟児の出産から発育をつづるブログです

吃音の治療方法

前回のエントリー、次女の吃音についての続きです。

 

現在1ヶ月に1回ほど、言語聴覚士の先生のところにトレーニングに行ってます。
もともとは保育園からの紹介で、定期的に診てもらうようになりました。

吃音は今も残っているのですが、一進一退を繰り返しながら徐々に改善に向かっています。疲れていたり、話し急いでいたりすると、今でも吃音が「あ、あ、あ、」みたいな感じで「連発」が出ます。

それでもだいぶマシになりました。

レーニングの費用は1回6000円、都度、吃音のレベルを診断してもらい、普段は毎日の自宅トレーニングをして、その様子を動画に撮影して見てもらうという作業を続けています。

<吃音 自宅トレーニング概要>

  • 1日1回、15分のトレーニン
  • 毎日こつこつやることが大事
  • 親と子供2人だけで集中できる空間を作ってやる

<STEP1>

  • 絵付きカード(犬、猫、車など)を見せて、「いぬ」「ねこ」「くるま」など答えてもらう
  • カードは100円ショップなどで売っている安いもので十分
  • 発声はゆっくりで良い。素早さはまったく必要ない
  • 吃音が出ずに言うことが大事

<STEP2>

  • 単語カードに書いてあることから2語読み取って、「赤いうさぎ」など少し難易度を上げる
  • 間違い探しの本を買ってきて、2枚の絵を見比べて「女の子の靴下が違う」などの説明をしてもらう
  • 文章の途中でもちゃんと言えたら褒めてあげる
  • 吃音が出るタイミングを与えない

<STEP3>

  • 慣れてきたら、違うものを取り入れる
  • 神経衰弱のカードをやるなど。カードを揃えながら「いぬ」「キリン」など発声させる
  • 慣れないものをやったり文章が長くなると吃音が出るようになるが根気よく継続する
  • 遊びの延長で、子供が集中することが大事
  • 楽しい時間にする

<STEP4>

  • タブレットでストーリーダイスアプリをダウンロード
  • サイコロで出てきた絵に従って、その場で文章を作る。
  • 文を作るときに吃音が出ないようにする
  • 途中でも「できてる、できてる」と褒めてあげる。

<進め方のコツ>

  • つっかかりなく言えたら、「すごいね~」「スラスラ~」と褒める(これは常に)
  • 吃音が出てきたら、吃音が出ない問題に戻して継続する
  • 吃音が出ても、「言葉が出てないよ」「あ、あ、あ、ってなってるよ」など言わない(急かさない)
  • 子供は、自分が吃音が出ていると気づいていないため意識させない
  • 5歳くらいになるとお友達に笑われることがあるが「元々こういう話し方なんだよ」「普通だよ」という対応を先生にしてもらう
  • 周りに笑われると、どうして笑っているか分からずショックを受けて余計に吃音が出やすくなるので可能な限り回避

 

最近の子どもたちの状況

最近、年に1回くらいのペースで撮っている写真館に行ってきました。皆の成長が感じられて、お父ちゃん嬉しいです。

双子だけで撮影。産まれたときのことを考えると、よくここまで何事もなく大きくなってくれたと感謝しかないです

5人で撮影。うちは上と下の年齢差が4年半しかないため、かなり団子状態です。子供同士が勝手につるんでくれて、親の仕事はトラブルの際に両成敗するだけです。

一番下の子も1歳を迎え、つかまり立ちできるようになりました。一番下が赤ちゃんでなくなると、妻が「次の赤ちゃん欲しい」と言い出すようになります(笑)

この子たちが成人するまでの間、元気でいないとですね。私は、自身の人生の主役はもう終わったと思っていまして、あとはこの子たちの人生の脇役をいかに上手に生きるか、将来全員が子を持って幸せに生活できるようにするかを考えて日々過ごしています。

 

我が家はもう出産フェーズを終えましてあとは育てるだけになりましたので気分的にだいぶ楽になりました。

次の子を作ろうとなりますと、上の子どもたちとの兼ね合い、日常生活の育児負荷、妻のつわりや出産手前の無理できない期間など、どうしても仕事をセーブしないといけなかったり、緊急対応のための時間の余裕も一応頭の中に入れていました。

妻は今でももう1人欲しいと言いますが、もうさすがに5回目はお腹を切れず、私の方はおしまいという立場でいます。

お腹を切らなくて済むのであれば、本人が産みたいというならいくらでもどうぞ、なんですけどね。オギャーと産まれてしまえば、あとは何とでもなります。

 

うちの場合、4人目からは子供が増えたことによる追加負担がそれほど大きくなく、5人目のときも大して変わらんだろうと思っていたら、やはりそんなに変わりませんでした。だから、もし6人目となっても人が増えてギャーギャーうるさくなるだけで、大して負担は変わらないと思います。

だから、よくテレビとかでやってる6男6女のドタバタ家族!みたいな番組のお父さん・お母さんの気持ちは、何となく分からんでもないと言いますか、増えたら増えたで何とかなります。これは確信を持ってます。

子供1人あたりに投入できる教育費は必然的に貧弱になってしまいますが、今は無料でアクセスできる社会福祉のレベルが高すぎます。保育園、医療、義務教育、十分ですよ。

 

異次元の少子化対策とやらで、児童手当も拡充が議論されていますよね。まだどうなるか分かりませんが、第1子は1.5万円/月、第2子は3万円/月、第3子以降は6万円/月も給付される可能性があるそうです。うちなんて20万超えますよ。住宅ローン払えますね。。

2023年5月追記:結局、半額になりました。残念。)

 

子供を持つ生活が「貴重品」「ぜいたく品」になるに連れて、社会福祉の面で更にウェイトが上げられることになるでしょう。必然の流れです。だったら、遠慮なく乗っかればいいと思います。

 

以上、近況報告でした。吃音の状況は、また1~2年後になるかも知れませんがブログに報告しようと思います。

 

追記:

今でこそ双子も口が達者になりむかつく事も言うようになりましたが最初の状態がこれですからね。。高度な医療に生かしてもらって、私と妻は幸せな人生を歩めているのだと思っています。次の世代に、命のバトンを繋いであげたいです。