双子の超未熟児 - 出産と育児のブログ

2017年に超未熟児(879g, 1143g)で生まれた一卵性双生児の超未熟児の出産から発育をつづるブログです

双子の妹に吃音(どもり)の所見あり

前回エントリーから2年も経ってしまいましたが、久々にブログを書きます。

時間の流れは早いもので双子はもう4歳半になりました。出産前後の頃がついこの間のことのように感じますが、当時、私達が毎日泣いていたことが嘘のようです。

 

あれから家族構成も変わりました。1年半前に四女、そして先々月に5人目にして長男も生まれまして、なんと7人家族になりました。慌ただしい日々を過ごしています。だいぶ変わった家族構成ではないかと思いますが、上の双子が生まれてからわずか4年半の間に子供が5人です。

 

妻は双子を帝王切開で産んでから、直近の長男が生まれるまで合計4回の帝王切開をしました。。毎回、妊娠3ヶ月目くらいにシロッカー手術もやりますのでそちらも計4回、あともっと昔の話で、初めて妊娠する前には3年間の不妊治療をしていまして卵巣嚢腫の腹腔鏡手術もやっており、妊娠・出産がらみで何と9回も手術を受けております。。。妻には感謝しかありません。

 

それでも不思議なもので、5人目に母乳をあげているときなど、やっぱり可愛いのでしょうね、「あと1人欲しい」と言い出します。でも妊娠したら、手術が嫌だと感情の上下が多くなってしてしまうんですけどね。産んでしまえばケロっと忘れるようです。

 

帝王切開は普通3回までなのですが、うちは4回目をやっちゃいました。でもちょっと、産科の先生いわく出産前は少し危なかったようです。(学習しないのでしょうね。。)

帝王切開の場合、普通は2週早めて38週で産むのですが、今回の5人目は更に1週早めて37週で出産しました。それでも体重が2880gもある元気な子が生まれてくれました。

やっと男の子が来てくれましたし、もうお腹は切れませんし、我が家はさすがにこれで打ち止めとなります。


上の4人は今こんな感じ↓↓↓です。

両端が双子、真ん中が四女・三女です。産まれた頃の非常事態を考えますと、ここまで何事もなく大きくなってくれたことは奇跡に近いと思っています。

 

未熟児は身長が小さくなりやすいと言いますが、最初こそ確かに小さかったものの今となっては保育園のお友達と身長は大差なくなりました。大きいとは言いませんが、ちょうど標準くらいの身長です。

ちなみに真ん中の三女の方が大きく見えますが、これは三女が本当に大きいためです。成長曲線の上に飛び抜けています。なぜこんなに大きくなったのか分かりません。突然変異かも知れません。

 

今では上の3人がよくしゃべるようになりまして、子供が5人もいるにも関わらず育児負荷はだいぶましになってきました。保育園がなければ成り立たないのは言うまでもありませんが、朝の準備では双子は自分でトイレに行って、着替えて、ご飯も食べて、たいていのことは自分でやってくれます。

三女もしっかりとコミュニケーションが取れるようになって、まだイヤイヤ期なのですがだいぶ楽になりました。

 

特に楽になったと思うのは、保育園から戻った後、夕食後は勝手に子供同士で遊んでくれることです(最近は四女も遊びの輪に加わるようになりました)。親が子供の遊び相手をしなくて良くなっただけで、本当に楽になります。

 

夜の寝かしつけも1年ほど前から不要になりまして、そろそろ寝るよとやってしまえば上の3人は勝手に寝室に入って寝てくれるようになりました。

寝かしつけは、子供にアウトソースしたら問題ないことに気が付きました。別に親がやる必要はないのですね(笑)子供が寝るまでに30分も1時間もかけていたのが何だったのかというくらい、夕方以降の育児負荷が楽になりました。

 

5人いると、5人いるなりの大変さは当然あるのですが、一方で大変じゃなくなることもあります。よく「子供1人でも大変なのにすごいね~」とか言われるのですが、実際は5倍大変というわけではなく、むしろ1人の方がいつまでも大人が子供の相手をしなければならないこともあるでしょうから、単純比較できなくなってしまいます。

 

さて、このブログにたどり着いた方は、超早産で産まれた子がどう成長しているのかを知りたい方が多いかと思います。1つ気になっていることがありまして双子の次女が吃音(どもり)が出ているのです。

 

次女に吃音が出だしたのは3歳くらいからで、「わ、わ、わ、わたし」と一言目がたくさん出てくる「連発」をしだすようになりました。今は4歳半ですので1年半ほど、連発をするか、または「・・・・・、わたし」のように最初の一言目を出すのにとても時間がかかる「難発」のときもあります。

吃音が全く出ずに、普通にしゃべるときも多いです。どういう時に出て、どういう時に出ないのかがその時々です。お医者さんに診てもらっていますが、だからと言って治るものでもなく、経過観察を続けています。

 

吃音は発症しても3年ほどすれば自然に治ることが多いそうで、従いまして小学校に入るまでの間に良くなってくれればと願っています。治る割合にも性別差があるそうで、男の子で6割、女の子で8割が治るそうです。

 

不思議なのは、小さく産まれた方の長女には吃音が出ていません。一卵性の双子で片方が問題なくもう片方に問題があるということは、遺伝的なものではないということでしょう。小さく産まれて成長の過程で何かあったのか、何とも分からないとしかいいようがありませんが、気を長くして成長を待つしかありません。

 

それ以外の点では一切問題なく、他所様のお子さんと比較しても特に遜色はありません。運動もよくできますし、こちらが言ったことの理解も大丈夫です。

 

保育園では年中、年長さんにもなれば、しゃべり方をからかわれることも出てくるようで、そのようなことがあれば「元々こういうしゃべり方なんだよ、普通だよ」と伝えてもらうようにしています。連発、難発をしても、普通に言葉が出るまでゆっくり聞いてあげることが大切だと考えています。

今は待つしかありませんが、次女もこのまま吃音が治ってくれて、皆が仲良く元気でいてくれることを願っています。

 

このブログは、これから早産になりそう、早産で産まれてしまったという赤ちゃんを持つ親御さんのために、多少なりとも心の拠り所となればと思いまして書いています。きっと今現在、進行形でそのような方、藁にもすがる思いで情報収集している方がおられると思います。元気を出して欲しいです。きっと、万事うまく行ってくれます。

 

吃音もきっと、大したことないと思います。後になってみれば、あのときは大変だったけど何とかなったよねと笑っていたいものです。

またしばらくたったら、途中経過をブログにしたためますね。